2013年11月16日土曜日

待宵月のぼる淀川で

うつりこみ。

静かな淀川ワンド。
城東貨物線の淀川橋梁。
〜そう、先日歩道部である赤川仮橋は閉鎖され、夜通し歩道を照らしていたオレンジの灯りも点される事無く、人も渡らなくなり、穏やかで静かな静かな日没後の姿。
変わらないことは、いつものように貨物列車がゴドンゴドンゴドンと渡って来ること。



これまでの夜を印象付けてきたナトリウムランプはなく、夕闇に溶け込んでいくトラス橋。
閉鎖後初めて日没後の撮影。どんな景色が見えるんだろうか、どのように写真にできるだろうか。
習作というか一つの試みを、昇り始めた月と機関車のライトの軌跡をワンドの映り込みに描いてみました。

こんなヘンテコやっているときに限って、ゼロロク同士の重単だったのが勿体なかったとは思いながらも。


おや?!人の姿が。

早速仮橋の撤去工事が行われていて、作業員さん方々が南詰に向って歩いて行くところでした。
丁度、機関車の通過と同じタイミングになり、鉄橋途中で歩みを止め通過を待っておられました。
欄干の所々がすでに取り除かれていて、その現実を目の当たりにしながらもこうして人の姿があると在りし日の赤川仮橋の記憶が蘇り……


待宵の月と百済を夕方に発つ大阪貨物ターミナル行きの列車。

赤川の鉄橋、今もやっぱり好きです。

4 件のコメント:

  1. さぁ、これからは鉄橋から離れて、今まで以上に「ヘンテコ・・・」頑張って下され(*^^)v

    しかし見事にクリアな「うつりこみ」、エエですなぁ(((o(*゚▽゚*)o)))

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    1. はい〜!!
      今まで赤川仮橋を記録せねばと熱くなりすぎたので、あっちこっちのんびりヘンテコ楽しみたいと思います。

      これから寒くなると空気も水も透き通ってくるのが一番の楽しみです。

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  2. 1枚目、お見事!としか言いようがありません。
    こんな素敵な水鏡には滅多にお目にかかれません。
    私もいつかそういう写真を撮ってみたいと思いながら・・・・

    ナトリウムランプは点灯されなくなってしまったのですね。
    それも夜の赤川の味わいの1つだったと思われますが。

    最後は、さすがD700!という画ですね。

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    1. そうですね……
      日没後のブルーアワーが功を奏した形になったのかしら。
      真っ暗じゃなかったから、水鏡の中に深みが生まれたのかもしれません。
      これからじっくり試行錯誤していこうと思います。

      ナトリウムランプは赤川仮橋の夜を象徴するそのものでした。
      閉鎖の翌日にはきっちり点灯されなくなりました。

      最後のは種明かしをすると、まだ日没前で明るいんです。
      晴天ならオレンジの夕陽に染まるのですが、残念ながら西の空には雲が広がってしまったのですね。で、東の空に昇ったばかりの白っぽい月を際立てるのにアンダーにしてブルーアワーな雰囲気に撮影しました。

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